松下正治記念学術賞
社会的・学術的要請の高い学問分野の研鑽を志す学生・研究者の「海外研究留学」・「研究助成」のステップアップの助成事業として松下正治記念学術賞を創設し、研究内容の出版を助成。

2025年度「松下正治記念学術賞」募集要項
本財団はわが国と諸外国との交流の促進やお互いの発展と真の国際相互理解の増進に寄与し、かつ社会的・学術的要請の高い学問分野の研鑽を志す学生や研究者の「海外研究留学」・「研究助成」を行っております。
これらのステップアップの助成事業として松下正治記念学術賞を創設し、研究内容の出版を助成しています。
助成対象
1. 助成対象論文
- 本財団の「松下幸之助国際スカラシップ受給者」で成果報告書を提出済みの方、あるいは、本財団「研究助成」の2004年度以降の受給者で成果報告書を提出済みの方による学位論文もしくはそれに準ずる論文
- 論文のテーマは過去の助成研究テーマに限られない
- 論文の言語は日本語ないし英語とする
<助成の対象とならないもの>
- 他の刊行助成が決まっているもの
- 既に刊行された著書の改編にすぎないもの
- 統一テーマを持たない既発表論文の集成
(他の刊行助成にも申請している場合、採択が決定し次第、その旨を速やかに本財団事務局に連絡すること。) - 本賞内定後、並行申請している他の刊行助成の採択を受け入れたもの
(他の採択を受け入れた場合、その旨を速やかに本財団事務局に連絡すること。)
2. 応募資格・条件
- イ)本財団スカラシップの受給者で成果報告書提出済みの方
(本財団スカラシップとは、「松下アジアスカラシップ」「松下国際スカラシップ」「松下幸之助国際スカラシップ」を指します。) - ロ)本財団「研究助成」の2004年度以降の受給者で成果報告書提出済みの方
イとロの該当者の内、以下の資格・条件を満たす方が応募対象者となります。- ・日本在住者に限る
- ・日本国外に所在する大学院・団体・研究機関等に所属している方は除く
助成の概要
1. 授賞対象
- 上限2名(授賞に該当する応募論文がない年度は授賞なしとする)
- 授賞は個人としては一回に限る(複数回の応募は認める)
- 他の刊行助成が決まっていないもの
- 並行申請している場合、他の刊行助成を受け入れた時点で本賞は取り消しとなる
- ※本賞と助成出版は一体であると見なされるため
2. 助成金額
- 当該年度の助成額の上限は1名につき200万円
- 助成額は内定後、出版社による見積書を査定して決定。但し、見積金額を上回らない
3. 助成金の使途
- 助成金は授賞論文の出版経費の一部とし、刊行後、財団から受賞者に支払われる
- 受賞者は版元より原則として完成本の40部を受け取れるものとする
4. 主たる義務
- 受賞者は内定後一ヶ月以内に、学術書出版に実績をもつ版元による見積書を財団に提出し、金額の査定を受ける。
- ※外国での出版の場合は、遅くとも8月中には実績のある信頼性の高い出版社との間で事前協議がなされていること、さらに内定後一ヶ月以内に当該出版社による出版に前向きな意向を示す書類を財団に提出すること。
- 受賞者は、助成金の決定通知の後、版元と契約書を取り交わし、翌年12月中に受賞論文を公刊する。
- ※期限内に公刊できない場合はすみやかに本財団事務局まで連絡すること
- ※遅延の事由によっては助成を取り消すことがある
- 刊行物に本賞受賞による助成の成果であることを明記する。
- 翌年2月の授賞式に出席する。
- 受賞後は、通常の編集校正による修正を超えて、論文内容の大幅な改編や増減はできない。
選考方法・基準
1. 選考方法
- 選考委員会において厳正かつ公平な選考を行い、決定する
- 募集:4月1日~5月27日 / 決定:10月下旬
- ※但し、他の刊行助成に並行申請している場合は、決定ではなく内示とし、本賞の受賞意思確認後、決定とする。
2. 採否の通知
- 10月末に採否を全応募者にメールにて通知、翌年2月の授賞式にて正式に授賞
- ※但し、他の刊行助成に並行申請している者の授賞式日程は別途協議とする。
3. 選考基準
- 国際相互理解の促進に資する研究
- 社会的・学術的に要請度の高い研究
- 独創的あるいは先駆的な研究
- 初めての単著出版者を優先する
申請方法
・申請の流れ

- ステップ 1:募集要項/申請書をダウンロード
- ステップ 2:申請書作成
- ステップ 3:申請フォームの入力と申請書類の提出(アップロード)
- ステップ 4:申請書類提出後に届く案内メールに従って、完成稿PDFデータを提出(アップロード)
応募手続
1.提出書類について
- (1) 申請書類
No.1 松下正治記念学術賞申請書 No.2 著作物の内容及び目次・原稿量 No.3 申請者の経歴及び主要な実績 No.4 推薦書(指導教員 或いは それに準ずる者 の推薦) - (2) 完成稿PDFデータ
※(1)と(2)は提出方法が異なります。下記の方法に従って提出してください。
2.申請の方法
-
- ①申請書類の入手
以下から申請書類ファイルをダウンロードしてください。
-
- ②申請書類の作成
- パソコン(Excel)を使用し、ダウンロードした申請書類に直接必要事項を入力してください。
- フォントは原則「11」以上で記入すること。
- 捺印あるいは署名が必要な文書(「推薦書」)は、捺印済あるいは署名済のものをスキャンしてPDFファイルを作成してください。
-
- ③申請フォームの入力と申請書類の提出(アップロード)
- (1) 申請に必要な上記の書類をPDFファイル形式へ変換してご用意ください。
尚、PDFファイル名は「2025_出版助成申請書_申請者氏名.pdf」とすること。
(例:2025_出版助成申請書_松下太郎.pdf) - (2) 下記のボタンより「出版助成(松下正治記念学術賞)申請フォーム」にアクセスしてください。
- (3) 「申請フォーム」に必要事項を全て入力し、PDF形式の申請書ファイルを、同フォームよりアップロードしてください。(5月27日(火)必着)
※「完成稿PDFデータ」は、アップロード容量の都合上、同フォームより提出できません。下記の方法に従って提出してください。
-
- ④完成稿PDFデータの提出
上記フォームの入力と申請書類のアップロードが完了後、「受付番号」付与の案内とともに、「完成稿PDFデータ」のアップロード方法についての案内メールが届きます。
案内に従って、「完成稿PDFデータ」を提出してください。
3.注意事項
- 提出いただいた原稿は本賞の選考以外には使用いたしません。
- 提出いただいた申請書類、完成稿は、返却いたしませんので必ずコピーを保管してください。
- 完成稿PDFデータの受領後1週間程度で受領連絡いたしますので、未着の場合は照会願います。
- 申請書類が著しく不備な場合(乱雑な文字も含む)、選考対象外になることがあります。
4.応募書類受付期間
2025年4月1日(火)9:00~5月27日(火)17:30 必着
- ※「出版助成(松下正治記念学術賞) 申請フォーム」は、5月27日(火)17:30に自動的に締め切られます。
- ※申請に必要な書類をEメールに添付して送信・送付したものは受付できません。
自動的に選考から除外されます。
5.問い合わせ先
ご応募に関するお問い合わせにつきましては、原則としてホームページの「お問い合わせ・ご要望」よりお問合せください。
募集開始後の連絡は必ず受付番号の提示をお願いします。
当財団住所
公益財団法人 松下幸之助記念志財団 京都事務所
住所:〒601-8411京都府京都市南区西九条北ノ内町11番地 PHPビル2階